建設地の状況: 2009年1月アーカイブ

試験杭

| 個別ページ

tower.jpg皆様、こんにちは。広報担当者です。本日は、試験杭についてお話しします。

 東京スカイツリーは、建築基準法で定められた耐震性や耐風性を確保することはもちろんですが、災害時にも無線電波塔としての機能を維持するため、通常の超高層建築物の構造安全基準よりも高いグレードの目標性能を定めて構造設計されていますが、こうした構造設計の安全性を確認するため、2007年秋頃に実物と同じ性能を持つ杭(試験杭)を構築し、載荷性能実験を行っています。

試験杭.jpg 現在、工事が終了している基礎(杭)工事は、この性能実験において得られたデータをもとに安全性が確認されており、いわばこの試験杭はスカイツリーを影で支えている功労者(?)とも言えると思います。

  下の写真をご覧ください。これは現在の建設地の状況です。すっかり変わっておりますが、矢印の場所が上記写真の試験機があった場所です。

  試験杭2.jpg 影の功労者とも言える試験杭は、「高さ600mを超すスカイツリーを実際に支えることはないものの、礎となってスカイツリーをずっと見守ってくれている。」と感じずにはいられない広報担当者でした。

エレベーターシャフト

tower.jpg皆様、新年あけましておめでとうございます。広報担当者です。本年もよろしくお願いします。

 いよいよ工事が本格化を迎える2009年のスタートですが、工事も既に5日から始まっており、正月気分もすっかり抜け、通常モードに入っております。

 昨年いっぱいで基礎(杭)工事が終了し、現場ではエレベーターシャフトの建ち上げが始まっています。スカイツリーには地上階と第1展望台をつなぐお客様用のエレベーターを4機設置する予定ですが、エレベーターシャフトはこれらを支える役割を果たします。

 20080105.jpg スカイツリーの鉄骨自体はまだ建ち上がっておりませんが、このエレベーターシャフトの立ち上がりによりスカイツリーの形が何となくわかるようになってきており、すぐ横を走っている東武線の車内から建設地を見ているお客様も増えてきている感じがします。

 基礎工事とは違い、地上部分の工事は、見た目にも日に日に変わっていくのが実感できますので、今年も建設地の状況をしっかりとご報告していきたいと思います。