光タワーが夜空に登場したのは、2007年10月6日。この日、押上(おしあげ)の新タワー建設予定地でいよいよ本番を迎えました。
2011年に誕生する新タワー。地元でその高さや存在感を実感してみようと始まったのが、この光タワープロジェクトです。地元有志のみなさんが実行委員会「平成光勧進プロジェクト」を立ち上げ、2007年3月から準備を進めてきました。
午後8時、太鼓の音とともに光タワーがスタート。まずはじめに、現在の東京タワーの高さ、およそ330mで光を交差させます。次に新タワーのおよそ610mの位置まで光を伸ばして、実際の高さの違いを比較しました。これまでの実験によって、光の照射位置からおよそ1km圏内が見える範囲と推測されました。
きれいに見えるベストスポットでは、カメラで光タワーを撮影する姿も見られ、建設予定付近はもちろん、さまざまな所からこの光タワーに注目が集まっていました。
区民の呼びかけで企画が立ち上がり開催までこぎつけた今回の光タワープロジェクト。見た人は、実際の高さを実感し、4年後の景観に思いをはせていたようです。
※「新タワー」は「東京スカイツリー」の名称が決定する以前の仮称です。